シンセは事前のセッティングがけっこう大変である。
特に、私が参加するアニソンやJ-Popのコピーバンドでは曲中に音色を切り替えることが多々ある。
Aメロはストリングス、Bメロはブラス、サビからピアノ、、、といった具合に。
どの曲でどんな音色を使うのかは事前に調べてセッティングしておかないと、本番はもちろんバンド練習のときにも音色の切り替えに気をとられ演奏どころではなくなってしまうのだ。
そんな面倒な事前のセッティングをしてまで何故場面に合わせて音色を切り替えるのか?
それは、登場するフレーズやリフに合った音色で演奏しないと成立しない、、、いや、気がついてもらえないからである。
コピーバンドをやっていると、演奏者にも聞いている側にも原曲のイメージが大前提としてある。例えば、Bメロの後半に派手なブラスのバッキングがブワァ~~っと入ってサビにド~ン!みたいな曲の構成で、ピアノやストリングスの音ではダメなのである。原曲でブラスが鳴っているなら、同じフレーズをピアノで弾いてもブラスがなると想像している人からは「お、サビ前のフレーズだな!」とは認識されないのである。
同じようなことが1曲の中で細々と隠されている。そんなフレーズの数々を適切な音色で演奏していくのである。逆に、適切な箇所に適切な音色でフレーズをバシッと入れると、曲の展開が派手になりバンドサウンドがとても華やかになる。
そんな訳で、スタジオ練習の前には音色のセッティング半分、曲の練習半分、どちらも重要な仕込みなのである。
